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どのような傷に、どのような治療をして、どのような点に注意してケアすればいいのか? その心得を示します
書籍情報
- 著者 水原 章浩(医療法人三和会東鷲宮病院副院長)
- 定価(本体2,900円+税)
- B5判/72頁/オールカラー/カラー写真・図178点
- ISBN978-4-906829-47-7
- 発行日:2015年3月10日(第1版)
本書の特長
- 本書は、これまで先輩のやり方を見よう見まねで、経験値的に行ってきた傷の治し方の実際を、かゆいところに手がとどくほどに懇切丁寧に解説する新シリーズです。
- 傷の治療は日常的に行われている医療ですが、傷にはみな違いがあります。「どのような傷」に、「どのような治療」をして、「どのような経過」で治っていくか? そして、「どのような注意点」に留意してケアすればいいのか? その心得を示すものです。
- 心得シリーズ第1弾は「スキンテア」です。スキンテアは表皮剥離、皮膚裂傷などと呼ばれ、車イスへの移乗や体位変換時のベッド柵との接触、転倒、オムツ交換時や機械浴中といった介護中の高齢者に生じることが多い創傷です。
- ほとんどのスキンテアはよい転帰となっていますが、なかには治すのに苦労した創傷もあります。こういった苦労した症例こそ皆さんにお示しする価値があると考えています。
- 実際の治療とケアの流れを豊富なカラー写真で示し、随所に重要なポイントを解説し、医師のみならず看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師など、多くの医療スタッフの日常臨床に大いに役立ちます。
目次
- 1.スキンテアとは?
- 2.スキンテアの分類
- 1)STAR スキンテア分類システムガイドライン
- 2)Payne-Martin 分類
- 3.スキンテア治療の実際
- 出血があったら?
- 処置の回数は?
- 粘着性のあるフィルムの使用は?
- 抗生剤の使用は?
- 4.症例提示
- 1)カテゴリー1〜皮膚をほぼ完全に寄せることができる創
- 2)カテゴリー2〜皮膚の一部は寄せることができる創
- 3)カテゴリー3〜皮膚は完全に欠損している創
- 当院でのスキンテアの治療結果
- 【コラム】
- 1.ラップ療法について
- 2.「創傷治療の3原則」について
- 3.粘着性のない市販の被覆材
- 4.穴あきフィルムについて
- 5.非固着性吸水ドレッシング材について
- 6.クリティカル・コロナイゼーション(クリコロ)創について
読者対象
医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、ほか医療スタッフ